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メイドインJAPANってホント?「国産CBD製品」を徹底解剖

国産のCBD製品についてこの記事では、近年増えつつある「国産CBD製品」についてまとめています。

私たち日本人は、世界でも類を見ない「国産好き」の国民性を持っているといわれています。
実際のところ、「日本製」「MADE IN JAPAN」などの表記があると何となく安心する、という方が多いのではないでしょうか。
そんな中、CBDを使った製品にも「国産」というラベル付きのものが増えています。

ただし、これには注意が必要です。
実は2020年7月現在、日本国内で栽培された大麻草(ヘンプ)からCBDを抽出することはできません。
では、「国産」というラベルは嘘なのか?というと……そういうことでもありません。
なかなかややこしいですね。

というわけで、ここではこのややこしい状況をできるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。

記事のポイント早わかり

そもそも「国産品=日本産の原料を使った商品」ではない!

現在、日本産のヘンプからはCBDを抽出できない

国産CBD製品に使われているCBDは海外で抽出されたもの

日本のメーカーは輸入したCBDを「製品化」している

輸入されたCBDは、厳正に検査した上で製品化されるので安全

続々登場!「国産」のCBD製品

続々登場。国産のCBD製品現在、日本で購入できるCBD製品の多くは海外製です。
日本では、特にヨーロッパに本拠を置く「ENDOCA(エンドカ)」「hemptouch(ヘンプタッチ)」や、アメリカに本拠を置く「Elixinol(エリクシノール)」「CANNAPRESSO(カンナプレッソ)」「Koi(コイ)」といったブランドの製品がよく知られています。

その一方で、「国産のCBD製品」を掲げる日本のブランドも増えています。
より正確には、2019年頃から目立つようになりました。
特に、以下のようなブランドが話題を呼んでいます。

「NatuLo(ナチュロ)」

CBDオイルが入ったカプセル『麻の一滴』を主力商品とするブランドです。

カプセルタイプのCBDオイルは、『麻の一滴』が国内初

日本人の体質に合わせた溶けやすいカプセルということで、発売当時は話題になりました。

「Lily Steam(リリースチーム)」

リリースチームのリキッド2018年から「国産」のCBDリキッドを販売しているブランド。

2020年6月、日本のCBDリキッドとして初めて「JCA認証」を取得したことが話題になりました。

JCA認証とは、「日本カンナビジオール協会」による品質認証のこと。CBDの安全性という意味では、折り紙付きのブランドといえます。

「CANOVY(キャノビー)」

CANOVYWATER国内のみならず国外でも話題を呼んだのが、2019年2月に発売がスタートした『CANOVY WATER』という製品。これは、世界でも珍しいCBDを配合した清涼飲料水です。

製造・販売を手がけているのは「CANOVY」というブランドで、もともとはCBDオイルを作っていました。

『CANOVY WATER』は、500mlペットボトルにCBDを24g配合した製品。

甘味料や香料はゼロ。ヘンプの味がほんのり味わえる、健康的でナチュラルな清涼飲料水です。

「UNBD(ユーエヌビーディー)」

バスボム2020年6月に新たに登場した日本のCBDブランドで、第1弾商品としてCBDを配合したバスボム(入浴剤)を発売したことで話題になりました。

入浴中にCBDを皮膚から摂取できるという製品で、オイルを飲んだりVAPE(電子タバコ)でリキッドを吸ったりするのがニガテな方にもおすすめといえます。

商品は、睡眠改善の効果が期待できる「Nenne」と、女性の心身にアプローチしてPMS(月経前症候群)の症状を改善させる効果が期待できる「Fem」の2種類があります。

その他の主要な日本のCBDブランド

ブランド名代表的な商品特徴
ニュームーンナチュラルズニュームーンナチュラルズ最新のCBD事情に精通したカリフォルニア在住の日本人が創業。高品質なCBDを使ったオイルを扱っている。
KOKOROKOKORO北欧の高品質なCBDを原料として、健康志向のCBDオイルやクリームを製造するブランド。
@Neo@Neoオイル、リキッドなど幅広く扱っているブランド。ペット用のCBDオイルもあり。
月の葉月の葉CBDリキッド専門のブランド。メンソールの効いた清涼感ある商品が特徴。
Mahana MagicMahana Magicメイクアップアーティスト望月真理子が携わるブランド。主にCBDクリームなど美容系の商品を取り扱っている。
+WEED+WEEDCBDリキッド、ワックスなど「吸うCBD」を展開するブランド。

ポイント

CBD製品のメインは海外製だが、日本のブランドも増えている

日本のブランドは「国産」のCBDオイル、リキッド、バスボムなどを製造している

「日本産のCBD」は存在しない

たとえば「国産のCBDオイル」といわれると、「日本国内の畑で栽培された大麻草(ヘンプ)から抽出されたCBDを使ったオイル製品」というイメージを持つと思います。

しかし、実は「国産のCBDオイル」には「日本国内の畑で栽培されたヘンプから抽出されたCBD」は入っていません。
リキッドにせよ、清涼飲料水にせよ、バスボムにせよ、製品の原料になっているCBDはすべて海外で栽培されたヘンプから海外で抽出されたもの。日本のCBDブランドは海外で抽出されたCBDを輸入し、国内で製品化しているのです。

「国産」=「日本産」ではありません

国産と日本産には違いがあるそもそも私たちは普段、何気なく「国産」「日本産」という言葉を使っていますが、実はこの2つの言葉には大きな違いがあります。

【国産】 国内で製品化されたことを意味する
【日本産】 国内で原料の調達から製造まですべて行われたことを意味する

というわけで、微妙に意味が異なります。
つまり「国産」の場合、原料の原産地がどこであるかは関係ありません。
海外産の原料を使っている場合でも、日本国内で商品の「製造」が行われていれば「国産」を名乗ることができるのです。

日本産CBDが存在しない理由は「大麻取締法」

大麻取締法日本国内にも、大麻草(ヘンプ)の畑はあります。
七味唐辛子に入っている「麻の実」や、服飾品の原料になる繊維を採取するために、「大麻取扱者」の免許を取得している農家で栽培しています。
要するに、日本国内でもヘンプからCBDを抽出しようと思えばできるわけです。

しかし大麻草に関しては、「大麻取締法」という法律によって、

・免許がなければ大麻草の栽培はできない
・栽培した大麻草は、申告した用途以外には使えない

と決められています。
たとえば現在、服飾品の原料となる繊維を作るために大麻草を栽培している農家が、CBDを抽出するために大麻草を栽培することはできません。

そして今、大麻取締法の規制は厳しく、新規に免許を取得しようと思ってもかなりハードルが高いというのが現状です。
実際のところ、日本のブランドで大麻取扱者の免許を取得しているところはありません。

国産CBD製品は海外のCBDを輸入加工している

輸入日本の農家が栽培する大麻草(ヘンプ)からは、CBDを抽出できません。
そんな中、日本のCBDブランドは「国産CBD製品」を製造するために、海外から原料となるCBDを輸入しています。

たとえば日本のCBDブランド「NatuLo」は、アメリカ合衆国コロラド州のヘンプから抽出されるCBDを使って、日本の工場で商品の製造を行っています。

同じく、「CANOVY」はアメリカから、そして「UNBD」はオランダからCBDを輸入しているとしています。

国内ブランド製品の安全性について

「メイド・イン・ジャパンは安全性が高いから信頼できる」とよく言われます。
確かに、電化製品や食品などさまざまな分野において、日本のメーカーやブランドは安全性を確保するための取り組みを厳正に行っており、世界トップクラスの安全性を誇ります。

国内のCBDブランドも例外ではありません。
いずれのブランドも、海外から輸入したCBDの分析・検査に力を入れています。
例として、「NatuLo」「CANOVY」「UNBD」の取り組みを簡単に紹介しましょう。

NatuLo

アメリカ合衆国コロラド州から輸入されたCBDは、日本の厚生労働省の規定に従って検査が行われ、日本では違法とされている成分(THC)が含まれていないか確認されます。
そのうえで、千葉県千葉市にある衛生管理の行き届いた工場で製品化されます。

CANOVY

アメリカで成分の分析・安全性検査が行われ、さらに日本において薬科大学による分析・検査が行われたCBDが使用されています。

UNBD

オランダ原産のCBDをいったんアメリカに送って、複数の施設で検査。
さらに、日本に輸入されたあとも「日本食品分析センター」で検査が行われます。

ポイント

大麻取締法で規制されているので、日本で栽培される大麻草からCBDを抽出することは不可能

「国産のCBD製品」には、海外で抽出されたCBDが配合される

国内ブランドは輸入したCBDの安全性を確保するための取り組みを行っている

まとめ

記事のおさらいポイント

多くの日本のブランドが「国産のCBD製品」を製造・販売している

日本のCBDブランドは海外で抽出されたCBDを製品化している

日本産の大麻草からはCBDを抽出することができない

日本のCBDブランドは「安全性」にこだわって製造を行っている

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